7月のお知らせ
いつも BAR WATERSHED をご利用頂き誠にありがとうございます。
今年はまだ梅雨も明けてないのに暑い日が続いて大変ですが、暑い日が続くとお酒を楽しむ
機会が増えてBARにとっては嬉しい事でもあります!
今回は夏のイメージにぴったりなラム酒について少しご紹介したいと思います。
ジンやウオッカと並び4大スピリッツに数えられるラムですが、ラム酒の歴史は興味深いもの
があります。まずラム酒について簡単にご説明していきたいと思います。
ラム酒はサトウキビを原料とする蒸留酒でサトウキビの搾り汁をそのまま使うのか、搾り終わ
ったサトウキビから作るのかでカテゴリーが分かれ、さらに樽熟成するかしないか、また熟成
の度合いや産地で味わいが大きく変わってくる奥の深い蒸留酒です。味わいの方向性はだいた
い同じで原料由来の甘味を感じやすく、まるでカラメルのような香りと風味を楽しむことがで
きます。
ラム酒が実際に誕生したのは新大陸が発見され、サトウキビが西インド諸島に持ち込まれた
16世紀〜17世紀頃だと言われていますが、実は詳しい起源はわかっていません。ラムの発祥
には16世紀スペインの探検家の一人が蒸留技術を持っていてプエルトリコのサトウキビから
蒸留酒を作った説や、17世紀にイギリス移民が蒸留酒を手がけたという説があります。
ラム酒が世の中に大きく広まったのは18世紀のことです。この頃になると航海技術が発展し
ていき、海外との貿易が盛んになってきました。特に西インド諸島・ヨーロッパ・西アフリカ
はそれぞれ3箇所を頂点として、「三角貿易」を行っていたという歴史があります。ラム酒は
この貿易の中で、ラムの原料となる糖蜜や、当時のラムづくりの労働力とされていた奴隷たち
が循環的に取引されていたため、盛んに造られるようになり広まったと言われています。
ラム酒がしばしば海賊のイメージで語られるのは、海の男の酒だったことが理由です。今でこ
そカクテルのベースに使われるようなオシャレさのあるラム酒ですが、当時は高いエネルギー
源があり、長時間船の上で過ごす海賊や船乗りたちの壊血病の特効薬だと考えられていまし
た。そのため商船や海賊船には必ずラム酒が乗せられており、世界中に広まる要因になりま
した。また当時の各国の植民地ごとにラム酒の言語(スペルの違い)が異なるのも特徴で、
このような歴史を感じられるのはラム酒の楽しみ方の一つになっています。
当店では産地ごとのラムの飲み比べから、ダイキリやモヒートといったラムベースのカクテル
をご用意しております、今年の夏はラム酒で乗り切りましょう!
☆☆☆ 今月の臨時営業日のお知らせ ☆☆☆
・7月15日(土) 18時~27時 臨時営業
・7月16日(日) 18時~27時 臨時営業
・7月17日(月) 20時~25時 臨時営業
・7月22日(土) 振替定休日
・7月24日(月) 18時~25時 時短営業
※三連休の臨時営業に伴い15日の第三土曜日の定休日を22日に振替させて頂きます。
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